☆犬さらい…
2011.04.09.22:35
前回の「☆里親…」の続きです…
犬さらい…
こんな言葉を聞いた事がありますか?
私が子どもの頃には「犬さらい」がいました。
私は小学2年生までを、品川で過ごしましたので、その頃の記憶です。
犬さらいの来る日があったようです。
犬さらいの来る日は、飼い犬を放し飼いにして置く事は出来ません。
何故かと言うと、繋がれていない犬は皆捕らえられてしまうからです。
犬さらいは、小汚い小さなトラックでやってきました。
うろついている犬、例え飼い犬であっても、繋がれていなければ
容赦無く、連れて行かれてしまいます。
ある日私は、その瞬間を目撃してしまいました。
始めは、何が起きるのかなんて思ってもいませんでしたし、
事が起きるまで、そこに犬がいたなんて気付きもしませんでした。
小汚いトラックから降りて来た人は、網の無くなった
虫取り網のような柄の長い棒を持っていて
降りてくるなり一瞬にして、棒の先についた針金で出来たループを
犬の首にかけると、宙に浮いた犬をトラックの荷台に放り込みました。
小さなトラックの荷台の回りは大きな板で囲われていて、様子は
見えませんでしたが、捕らわれているのは、今見た犬だけでなく
数匹いるようでした。
トラックは走り去って行きましたが、いつまでも犬たちの
泣き叫ぶ声が聞こえていました。
見えなくなってからもずっと…そして今でもずっと…
脳裏に焼き付いています。
ですから、この仔犬は絶対に見つからないようにしなければなりません。
まだ十にもならない私には、それは出来る事だと思っていました。
私は仔犬を抱いて歩き回りました。
「ごめんね、飼ってあげたいんだけど、おかあさんが駄目って言うから
飼ってあげられないの…」
繰り返し繰り返し、念仏でも唱えるように言いながら、
ふらふら歩き続けました。
人目に付かない場所、雨をしのげる場所を見つけると、
その場所に仔犬を置いて家に戻り、鰹節や煮干などを盗んでは
運びました。
人目に付かない場所へは、暗くなってからは行けないので、
次の日の朝は日の出を待って行きました。
学校から帰って行ってみたら、仔犬はいなくなっていました。
辺りを探してみましたが、みつかりませんでした。
こうして私と仔犬との関わりは終わりました。
猫はいつでも自由にみえる〜子どもの頃に撮った写真…
ネコは飼われなくても、生きて行けると思う…
近所には、犬を飼っている家が多く、触らせてもらえましたし、
いつも小脇に猫を抱えて遊んでいたので、どうしても飼って欲しいと
困らせたりする事はありませんでした。
でも何故、犬さらいがいたのでしょう?
猫さらいなんて聞いたことも無いのに…
何故猫を飼う事は許されて、犬を飼う事は許されなかったのでしょう?
小学3年生に上がる時に、私は住み慣れた品川を引っ越して行きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★手作りの犬服をヤフーオークションに出品しています…★
僅かではありますが、売り上げの一部を「命のリレー義援金」に
役立てて貰おうと思っています。

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犬さらい…
こんな言葉を聞いた事がありますか?
私が子どもの頃には「犬さらい」がいました。
私は小学2年生までを、品川で過ごしましたので、その頃の記憶です。
犬さらいの来る日があったようです。
犬さらいの来る日は、飼い犬を放し飼いにして置く事は出来ません。
何故かと言うと、繋がれていない犬は皆捕らえられてしまうからです。
犬さらいは、小汚い小さなトラックでやってきました。
うろついている犬、例え飼い犬であっても、繋がれていなければ
容赦無く、連れて行かれてしまいます。
ある日私は、その瞬間を目撃してしまいました。
始めは、何が起きるのかなんて思ってもいませんでしたし、
事が起きるまで、そこに犬がいたなんて気付きもしませんでした。
小汚いトラックから降りて来た人は、網の無くなった
虫取り網のような柄の長い棒を持っていて
降りてくるなり一瞬にして、棒の先についた針金で出来たループを
犬の首にかけると、宙に浮いた犬をトラックの荷台に放り込みました。
小さなトラックの荷台の回りは大きな板で囲われていて、様子は
見えませんでしたが、捕らわれているのは、今見た犬だけでなく
数匹いるようでした。
トラックは走り去って行きましたが、いつまでも犬たちの
泣き叫ぶ声が聞こえていました。
見えなくなってからもずっと…そして今でもずっと…
脳裏に焼き付いています。
ですから、この仔犬は絶対に見つからないようにしなければなりません。
まだ十にもならない私には、それは出来る事だと思っていました。
私は仔犬を抱いて歩き回りました。
「ごめんね、飼ってあげたいんだけど、おかあさんが駄目って言うから
飼ってあげられないの…」
繰り返し繰り返し、念仏でも唱えるように言いながら、
ふらふら歩き続けました。
人目に付かない場所、雨をしのげる場所を見つけると、
その場所に仔犬を置いて家に戻り、鰹節や煮干などを盗んでは
運びました。
人目に付かない場所へは、暗くなってからは行けないので、
次の日の朝は日の出を待って行きました。
学校から帰って行ってみたら、仔犬はいなくなっていました。
辺りを探してみましたが、みつかりませんでした。
こうして私と仔犬との関わりは終わりました。
猫はいつでも自由にみえる〜子どもの頃に撮った写真…
ネコは飼われなくても、生きて行けると思う…近所には、犬を飼っている家が多く、触らせてもらえましたし、
いつも小脇に猫を抱えて遊んでいたので、どうしても飼って欲しいと
困らせたりする事はありませんでした。
でも何故、犬さらいがいたのでしょう?
猫さらいなんて聞いたことも無いのに…
何故猫を飼う事は許されて、犬を飼う事は許されなかったのでしょう?
小学3年生に上がる時に、私は住み慣れた品川を引っ越して行きました。
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