脱走犬リリア…

2010.10.05.23:59

今日はリリアが私を悩ませた、脱走について書こうと思います。
何故リリアが脱走を繰り返したのでしょうか…

この事は私がリリアの後に迎えた犬たちとの暮らしに、
大きな教訓として生かされています。

リリアが脱走する様になったのは、奈良に新居を構えてからです。
都会のせせこましい暮らしから、のどかな田舎暮らしになりました。
広いお庭で自由に過ごせる~
この事は犬にとって、最高に幸せな事だとばかり思っていました。

最初リリアがいないのに気付いたのは、みんなが庭や裏の畑に
いる時です。でも、いなくなっても不思議ではありませんでした。
門は開けっ放しになっていましたから、そこから出て行ったのだろうと…

いつの間にか庭に戻っている事もありましたし、空き地で匂い嗅ぎを
楽しんでいる事もありました。

隣家とは離れていて人通りはなく、フレンドリーな犬でしたので、
ちょっと昔の田舎ではよくある光景だったと思います。

門が開いているからと言って、脱走する訳ではありませんでした…リリア8役割があると勝手な事はしない犬でした…

でもリリアには弱点がありました。それは、雷です。
気圧の変化にはとても敏感で、リリアの様子がおかしくなるので
雷が鳴る事が予想出来ました。

ソワソワし始め、段々私たちの言う事には上の空になっていきます。
目の色は変わり、ウロウロしているリリアを見つけた時は
すぐに家の中に入れました。

家の中に入れたからと言って、この様子は変わらないのですが
外に出したままにしていたら、何処かへ行ってしまいますから…
頭がパニックになった状態でいなくなったら、交通事故が心配です。

お気に入りの場所でリラックス…リリア門で寝そべり門の日陰は、レンガもひんやりしていて、特にお気に入りでした…

門の外では護衛犬…リリア15でもリリアは、這いつくばって歩く人が嫌いでした…

長男はいつも、リリアとおしゃべりしながら遊んでいました…リリア9この頃のリリアは、長男のお姉さんみたいでした…

ある朝散歩中に、かなりの至近距離から、雀脅しの爆音を
浴びてしまいました。私自身も始めての事で、
耳の鼓膜が破れてしまうのではないかと思うほどでした。

この時からリリアは爆音を耳にすると、
雷の時と同様にパニックを起こす様になりました。
遥か遠くの打ち上げ花火の音にも…
運動会のスターターの音にも…

そしてとうとう、一人ぼっちでお留守番の時にこの状況に合うと
フェンスの下を掘っていなくなってしまう様になったのです。

こういう状況で穴を掘って脱走すると、さまよい歩いていた様ですが
自分の知らないエリアへは、行かなかったみたいです。

フラフラ歩いているうちに、義父の家にたどり着く…
待って留守とわかった時は、よく義父に連れて行って貰った
小さなよろずやに行く…
そこではリリアはお馴染みさんなので、食べ物を貰う…
こういう事などが重なり、脱走は助長されて行ったのかも知れません。

義父の入院中にも脱走はしていましたが、それどころではありませんでした。

幼稚園の行事は多く、長男が入園して留守がちになってから、
一人ぼっちの時間は長くなり、リリアの脱走はひどくなりました。

七五三のお参りに出かけるところ…リリア14①翌春、長男は3年保育の幼稚園児になる…

用事が一段落すると、待っていたリリアは交流を求めて来ました…
リリア16
疲れている私は自分が一服したくて、あしらう事が多かった…

せっかくリリアのために家を建てたのに~と、最初は何故脱走するのか
理解出来ませんでした。
リリアは広い庭付きの一軒家など別にどうでも良かったのです。
ただみんなと離れ離れにならずにいたかっただけなのです。

リリアにしてみれば、せっかく素敵なおうちで、
家族が揃って暮らせるのに何故~!そう思ったのではないでしょうか。

リリアが何処で目撃されたのか~、何処で発見されたのか~、
そこは、リリアが義父に面倒を見て貰っている時に、
連れて行って貰ったところばかり…

義父が退院して自宅に戻ってからは、
義父の家の玄関の前で伏せていた事もありました。
「可愛いお客さんが来ているよ」…義父から電話を貰って、
お迎えに行った事もありました。
私はリリアがいなくなっている事には全く気付かなくて、びっくりしました。
義父の家迄は徒歩10分程、横断歩道も歩道も無い県道を
リリアは通って行ったのでしょうか…

県道近くに住むお婆さんが私に、こんな事を教えてくれました。
「あんたとこの犬はカシコイで…この道(県道)車がなくなるまで待って、
右、左みてから渡って行かはった…」

別の方からは、
「あんたとこの犬、トコトコ県道歩いて、病気のじいさんの
お見舞い行かはんねんなぁ」

義父が他界してからもリリアはそれを知らずに、伏せていた事が
何度かありました。

私はリリアがいなくなっているのに気付いた時は、
二階から双眼鏡で一望して、リリアの姿を捜しました。
それで徘徊している姿を発見したり、
義父の家の玄関先のリリアを見つけたり
よろずやに向かって歩いている所を発見しては、
車でお迎えに行きました。

私に呼ばれてリリアは我に返ったようでした。
私に気付くまでのリリアはもうろうとしていて、無表情で
まるで何かに取りつかれているようでした。

私も色々なストレスから徐々に解放され、7年振りに週1回ですが
テニスクラブに復帰しました。

ある日テニスに出掛けようとしていると、リリアは私をじっと見ていました。
私はバタバタ慌しく家を出たところで忘れ物に気付き、引き返しました。
庭にはリリアの姿はありませんでした。

今から探しに行けば、今日のテニスは休むしかありません。
二階から双眼鏡で探す事もせずに、私はリリアを置いて出かけました。

県道から国道への交差点の手前50mの辺りで、右前方道路の脇を
元気なくトボトボうなだれて歩いているリリアを見つけました。

ちょうど信号が赤になったので、リリアを追い越した所で、
車が来ていない事を確認してドアを開け、リリアの名前を呼びました。

リリアは我に返り、車の中へ乗り込んで来ました。
今まで沈んでいた顔は、パァ~っと明るくなり、とても嬉しそうでした。
もう少しで、よろずやに到着と言うところで、連れて帰る事が出来ました。

リリアは一人ぼっちが嫌だったのだと思います。
リリアは淋しくなって、優しくしてくれた人の所へ行くために
脱走するしかなかったのだと思います。

私はもうその日はテニスは休む事にしました。

もし、私たちにオフリードが許され、門からの出入りが自由であったとしたら…メグジャンプ11私たちは脱走犬、逃走犬と呼ばれる事はなかったでしょう…

以前、里犬として家族に迎えた、ダルメシアンメグの逃走についても書きましたが
お時間のおありの方は、どうぞ こちら もご覧になって頂けたら嬉しいです…

リリアの事はこちらにも載せています…

にほんブログ村 犬ブログ MIX中型犬へ
にほんブログ村
にほんブログ村 犬ブログ ドーベルマンへ
にほんブログ村
にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

comment

Secret

No title

2010.10.07.21:32

リリアちゃん利口すぎる。
立派な子守犬さんですよね

ほんとに赤ちゃんの時から一緒だと平気なんですねー
経験ないので不思議な感じ。

脱走しても近所の義父さんのところに行ってたりするのが
なんか涙物ですね。
何を思って、、遊んでくれる人を求めてお出かけしてたのかなぁ?

私も何回も脱走されて、度にリフォームした口なんですが・・・

寂しかったのかなぁ。共働きだったし・・・

Re: Re: No title

2010.10.07.23:31

> チョコちゃんのママさんへ
> 息子のハイハイが上達して、凄いスピードでリリアに近づくと
> リリアはそれが苦手で、歯を剥いている時もありましたよ(笑)
> セントさん?アイリッシュさん?どちらがですか?
> どちらも目立ちますよね(笑)
> リリアは何処から出ようか、ためし掘りしてました。
> 開いた穴は塞いで石を敷くんですけど、
> え!こんな所から?そんな所からも脱走していました…
> 病気になって、側にいてあげるようになったら、
> 脱走はしなくなりました。
> やっぱり、淋しかったんでしょうね…
プロフィール

アイリーンママ

Author:アイリーンママ
エミリー
2005年8月18日生
アイリーン
2008年5月17日生
リリア(mix女子)
メグ(ダルメシアン女子)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR